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期待きたいつのらせていた
未来みらい意識いしきしていた
まっすぐあるいていける…
現実げんじつとおすぎた

もうかえれない、
時間ときはばまれ
地面つちおもいきりりあげた
着地ちゃくちしたらきみのいたころ
もどってないかな

かさねたむねおと
おおくをもとめた
ねぇ、だけどほんとは
なにしかった?
はいらない部屋へや
かわした約束やくそく
欠片かけらのこっていない
もうきみはいない
うで 空回からまわ背中丸せなかまるめた

そびえたつとうよこ
たしかな存在そんざい 明示しめ
こころがぐらりとれる
これが あさなのかと

夕陽ゆうひのような太陽たいよう
はじまりとわりのちかさを
はだかんじながら
のう裏側うらがわ、まだ夜中よなか

かさねた口唇くちびる
体温たいおん
からませたゆびたち
なにしがった?
かげりだした廊下ろうか
かわした約束やくそく
きつけたあせりが
またかおせた
いまわたしがらせた

『きっときみわたし裏切うらぎるだろう』
そうおもっていればいざそのとき
らくだったじゃないか
がゆいこい一度いちどでいいとおもうのに何故なぜ
うごはじめてしまったのだろう
今夜こんやまたー

先走さきばし現状げんじょう
まと過去かこ
あいだできてゆく
それが明日あすになる
かさねたむねおと
居場所いばしょもとめた
ねぇ、だけどわたし
何処どこかってる?
むね 高鳴たかなって 背中せなかけた