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太陽系たいようけいちいさなほしまれて
民主主義みんしゅしゅぎちいさな島国しまぐにそだった
おなかお人達ひとたちおないろいき
それぞれの孤独こどく欲望よくぼう無音むおん笑顔えがおかくしている
そら見上みあげた黒眼くろめくもうスピードで
いつしかぼくこけえたきりあさよう
かすんでいてすべくもってえるんだ
コンクリートを一歩一歩踏いっぽいっぽふみしめてゆく
だれかのがもつれるあしつかんでいる
「ほらこっちへしいならすべてくれてやるぞ」
「いいえいりませんまれたください。」
まれた

まれたそらたんだ
しろっぱあかかぜえた
ほしのひらにきみわらった
まれた
まれた
まれた

まち欲望よくぼうきるまでよるけず
帝都ていとほこらしげにネオンでかざっている
たおれたおとこまわりりにむらがる人々ひとびと
それを横目よこめ足早あしばや人々ひとびと
「おい大丈夫だいじょうぶか?このつかまれ」
こころなかぼく右手みぎてしている。
本当ほんとぼく右手みぎてこおりついたまま
人込ひとごみにまれ何度なんどかえ
本当ほんとやさしさと偽善ぎぜんおそれる気持きもちが
ざりった時点じてん偽善ぎぜんなのかもしれない
ぼくまれたははがくれた笑顔えがお
そのまま笑顔えがおかえしたひとみを、、、。

まれたそらたんだ
しろっぱあかあめれた
かさ片手かたてきみわらった
まれた
まれた
まれた