大胆だいたんに転ころべるスニーカー
爪先つまさきで堪こらえる反動はんどう
大事だいじなモノが失なくなった
泣ないたりしないんだ

中傷ちゅうしょうで破やぶれるジーンズが
解ほつれるから零こぼれ落おちた
簡単かんたんに手放てばなせたって
忘わすれられないで

傷きずだらけのネジを巻まいて
球体きゅうたいへと手てを伸のばした
涙なみだで描えがかれたヒーロー
僕等ぼくらを守まもって

降ふるイメージによってのエンジンで
廻まわす手ては緩ゆるめられないが
胸むねの最上階さいじょうかいでは機械音通きかいおんどおりに
心地好ここちよく踊おどれるんだ

私利私欲しりしよくに出来できた機関銃マシンガンじゃ
撃うち抜ぬける不安ふあんはない
なのにヒーローさえ辿たどり着つけない
場所ところまで築きずき上あげたんだ
そうだろう

何時いつになったらさ
地球儀上ちきゅうぎじょうに描えがいたキミは
僕等ぼくらに気付きづいてくれるの
何時いつになってもさ
唯一ゆいつ 僕ぼくの胸むねに届とどく声こえは
聞きこえそうにない

キミは今日きょうも明日あしたも
そのずっと前まえの昨日きのうでも
「地球ここは空一そらひとつない世界せかい」と云ゆうけど
せめて僕ぼくの奥おくでは
縦横無尽じゅうおうむじんにいつでも
空そらを飛とんでくれよ

立たち止どまる日ひの中心ちゅうしんで
廻まわす手ては緩ゆるめられなくて
胸むねで大合唱だいがっしょうする機械音きかいおんにだって
心地好ここちよくは居いられないんだ

キミの価値かちや僕ぼくの未来みらいの為ため
撃うち落おとす不安ふあんはなに?
「雨あめが降ふり出だしたら又また、次回じかいを待まって。」
なんて言葉ことば 聞きこえるんだ

僕等ぼくらどう綺麗きれいに歩あるいたって
自分じぶんまで騙だまし切きれないで
ネジを巻まき過すぎたら ほら機械音きかいおんなんて
すぐ胸むねを見放みはなすもんだ

光ひかりを失なくした機関銃マシンガンじゃ
撃うち出だせる答こたえはない
声こえをヒーローまで届とどけようと願ねがえば
0ゼロから築きずけそうだ何度なんども

大胆だいたんに転ころべるスニーカー
中傷ちゅうしょうで破やぶれるジーンズが
傷きずだらけのネジを巻まいて
描えがき出だす ヒーロー