思おもい出でを食たべ散ちらかして途方とほうに暮くれた
戯おどけては魅みせた双眼鏡そうがんきょう
ただ心こころの中なかではそうじゃない
チョコ程甘ほどあまくはない日々ひびを
置おき去さる僕等ぼくらの証あかしにさ
でも名前なまえはないから その他大勢たおおぜいの抜ぬけ殻がら

どうして僕等ぼくらは穴あなだらけ何歳いくつになっても
それを隠かくして目指めざす風景ふうけい
ただ飛とび込こむ先さきも理想りそうじゃない
地ちを這はい 漸ようやく天てんを睨にらんだ
途切とぎれるな キミの大声おおごえよ
今いま 名前なまえはなくても その他大勢たおおぜいの中なかから

脈みゃくに伝つたった2連にれんのノックは届とどかないのかね
やがてこの意味いみを知しる時ときに
遅過おそすぎたって嘆なげかぬよう
痛いたい雨あめに出会であうから今度こんどは負まけやしないと誓ちかう
背中せなかに捕とらえた追おい風かぜが
駆かける瞬間しゅんかんに合あわせて

陽ひなたに書かくことを止やめてしまった僕等ぼくらの物語ものがたり
なぁまた目めを見開みひらいて記憶きおくに読よませて
生うまれてきた事ことを報しらそうと
声こえを枯からして泣なき叫さけんだの
あの日ひから同おなじように何時いつでも奏かなでた
アースコードを

先さきの尖とがったブーツで
いくつも石いしを蹴けり上あげたのを
泥どろに浸つかっていた僕ぼくでも
忘わすれてないのを知しっていて
忘わすれてないから生いきてる

偉えらくもなければ
「すべてを終おえよう。」と答こたえる資格しかくもない
今いまの今いままで憶おぼえた記憶きおくは誇ほこれる?
目めで耳みみで鼻はなで口くちで指ゆびで
刻きざむ今日きょうも自分じぶんと呼よんだ
ここからも同おなじように何時いつでも奏かなでる
アースコードを