空想くうそうもいつか
見みなれた景色けしきへと変かわる
君きみのまわりにも
知しらない誰だれかの顔寄かおよりそう

冷つめたい雲くもが低ひくく這はう様ように
加速かそくしていく空そら
眠ねむっちゃいないさ
噛かみ付ついてやるさ
おざなりなら

置おき去ざりなのは
君きみのほうだよ
ただスピード上あげて
色いろも形かたちもなくす

かすれたような
言葉ことばだけ

何気なにげない情景じょうけいに
泣ないたり笑わらったりして
君きみを暖あたためる
光ひかりは射さしていますか ねえ

一秒前いちびょうまえも忘わすれたように
形かたちを変かえる空そら
忘わすれちゃいないさ
トンガって行いくさ
これきりなら

会あうたび思おもってたんだ さあ
今いまなら連つれ出だして行いけるのに

振ふり向むいたのは
多分君たぶんきみのほうだよ
またスピードを上あげて
残像ざんぞうも置おき去ざりに

震ふるえてたのは
いつか僕ぼくのほうだよ
顔かおを上あげたら
曇くもり空ぞらが笑わらってる

薄うすれる影かげを抱だきしめて

一度いちどは消きえてた君きみの横顔よこがおが
途切とぎれた笑顔えがおと思おもい出でとの中なかに
いつしか会あいたい
新あたらしいニュアンスで
いつかセイコウトウテイ
無理むりだとわかったとしても