すれ違ちがうばかりの通とおりに
響ひびかない乾かわいた声こえ
ちょうどノイズと無音むおんの真中まんなか
そんな感かんじ

並ならんだ影かげは
混まざり合あってるけど
染しみこむように薄うすらいで
消きえてる

思おもうよりも早はやく世界せかいはまわってる
急いそがなきゃこのままここで
ぼやいてる時間じかんも無ないさ

知しらない誰だれかの噂うわさで
気きづけば踏ふみ場ばも無ないほど
それでも夕暮ゆうぐれ色いろづいて
優やさしく包つつんでみせる

高たかい鉄塔てっとうの上うえに吹ふいてる
遠とおくから来くる風かぜに
飛とんで行ゆきたいな

すごいスピードで
瞬まばたきも出来できずに
まるで時間じかんは止とまってる
間違まちがい無なく動うごいている

思おもうよりも遥はるか
遠とおくに霞かすんでる
昨日きのうを思おもうよりも
すぐに明日あしたがやってくる

ああ 君きみはどんな空そらを見みてるだろう
すれ違ちがい紛まぎれてく中なかに一人ひとり
そう どこで何なにを考かんがえてるだろう
空そらは青あおく深ふかく色いろを変かえてゆくさ

そう 僕ぼくらが思おもうよりも早はやく
世界せかいはまわってる
急いそがなきゃこのままで
止とまってもいられないな

すごいスピードで
瞬まばたきも出来できずに
まるで時間じかんは止とまってる
間違まちがい無なく動うごいている