誰だれかを永遠えいえんに失うしなったことなんてまだないけれど
これが最後さいごかもしれないと見みつめた朝あさがあった

まっすぐに延のびたこの白線はくせんを
踏ふみ外はずさないように歩あるくのは
もう未来みらいをひとつ捨すてているのと
同おなじじゃないか・・と微笑わらう

どうして自分じぶんの体からだなのに自由じゆうにしてはいけないの?
君きみの瞳めに嘘うそを重かさねてもその答こたえは出ださない

人混ひとごみに自分じぶんの気配消けはいけしても
つながろうとしないその姿すがたは
細ほそい糸いとでせつなく結むすばれてる者ものには
眩まぶしく見みえる

ヒトになろうとして何度なんども塗ぬり重かさねた空そらがあった
途切とぎれ途切とぎれだけど確たしかな言葉ことばをあげたいんだ
生いきて 生いきて 生いきて

壁かべのない部屋へやに寝転ねころんだら
見上みあげる小ちいさな窓まどをあけよう

誰だれかを永遠えいえんに失うしなったことなんてまだないけれど
両手りょうてに収おさまらない予感よかんと痛いたみを噛かみしめてた

どうして自分じぶんの体からだなのに自由じゆうにしてはいけないの?
君きみの瞳めに嘘うそを重かさねてもその答こたえは出ださない
生いきて 生いきて 生いきて

生いきて 生いきて 生いきて
生いきて 生いきて 生いきて
生いきて 生いきて 生いきて
生いきて 生いきて 生いきて