壊こわれた躰からだに絡からみ締しめ上あげる
糸いとが黒くろく染そまるの

Simulacra…
目めに映うつした嘘うそと偽いつわりを壊こわしても
還かえる場所ばしょを求もとめる事許ことゆるされず彷徨さまようの

「瓦礫がれきの街まちに生うまれ落おちた日ひ
月つきの光ひかりが躰からだを包つつみ
生いきる全すべては祝福しゅくふくされて
誰だれもが笑わらい幸しあわせだった」

硝子ガラスの瞳ひとみに魂吹たましいふき付つける
蒼あおき色いろを選えらぶの

Simulacra…
美徳びとくの死しは人ひとの理ことわりを惑まどわして
生いきる意志いしを守まもる為ために自みずからを狂くるわせる

「無邪気むじゃきな日々ひびは突然終とつぜんおわり
月つきの光ひかりは陰かげり消きえ去さる
生いきる全すべては意識いしきを無なくし
瞳ひとみを閉とじて終おわりを告つげた」

教おしエテ本当ほんとうノ死しヲ知しリタイ

Simulacra…
目めに映うつした嘘うそと偽いつわりを壊こわしても
美徳びとくの死しは人ひとの理ことわりを惑まどわして
生いきる意志いしを守まもる為ために自みずからを狂くるわせる

「瓦礫がれきの街まちに生うまれ落おちた日ひ
月つきの光ひかりが躰からだを包つつみ
生いきる全すべては祝福しゅくふくされて
誰だれもが笑わらい幸しあわせだった
いつか最期さいごに尽つきたとしても
生いきた証あかしを信しんじるために」

マダ本当ほんとうノ死しヲ知しラナイ