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かぜおど部屋へやのすみ しずかに鳥籠揺とりかごゆれる
まよんだくろかげ 羽根はね

つらなってクルクルわらう あやかし生霊いきすだま
ってクルクルおどまわし生霊いきすだま

からみつくくさりほのおのようにあつくて
しん気持きもちをつないでる
秘匿ひとくこころづいてかして
けがれるまえ

ちいさなつみすこしのうそ
すべてをこのからだんで
しばつづけて まもつづけて
わざわいが二度にどかえらぬよう

気持きもしずめて 心満こころみたして
あいするものうば運命さだめでも
かなしまないで くるしむよりも
たましいかれるまでずっとそばにいて

つきかげ部屋へやのなか さびれた籠揺かごゆれる
けることまど羽根はね

つらなってクルクルわらう あやかし生霊いきすだま
ってクルクルおどまわし生霊いきすだま

まれた意味いみ理由りゆうがれても
わらない悪夢あくむおびえてる
このわりを なげいてつより
はなとなれ

くだけたいし記憶きおくさり
められた悲劇呼ひげきよます
ともあるこう ただそれだけの
わずかなねがいもつゆえゆく

魂捧たましいささげて すべささげて
まもるべきものけないように
心喰こころくわれて がらになっても
ひかり見失みうしなわないようさきあるいていく

ちいさなつみすこしのうそ
すべてをこのからだんで
しばつづけて まもつづけて
わざわいが二度にどかえらぬよう

気持きもしずめて 心満こころみたして
あいするものうば運命さだめでも
かなしまないで くるしむよりも
たましいかれるまでずっとそばにいて