帰かえらないで 僕以外ぼくいがいもう見みないで
目隠めかくしの代かわりに くちづけた

重かさねあう指ゆびに触ふれた
君きみのRing 冷つめたい罰ばつのように

こんなに好すきと言いわせたくせに
あんなに好すきと言いってたくせに
たとえばこの心こころの痛いたみに
こたえなどないとしたら

このままどこか奪うばい去されたら
このまま遠とおく逃にげて行ゆけたら
これが最後さいごの恋こいになればいい
だから君きみを離はなさない
Stay with me...

腕時計うでどけいを右手みぎてで確たしかめて
『ごめんね』って瞳ひとみそらすんだね

反射はんしゃする西陽ヒカリのなか
細ほそい肩かたを思おもわず引ひきよせた

こんなに好すきと言いわせたくせに
あんなに好すきと言いってたくせに
すり抜ぬけて行ゆく魚さかなのように
繋つなぎ止とめられないなら

このままどこか奪うばい去さっても
このまま遠とおく逃にげたとしても
しなやかに濡ぬれたその身体からだは
きっと海うみへ帰かえるだろう
だけど…

潮騒しおさい 静しずかに 途切とぎれた声こえ
『痛いたみは一人ひとりで僕ぼくが背負せおうから…』

何度なんども声こえを嗄からし叫さけんで
君きみの名前なまえを呼よんでいるのに
優やさしい吐息といきだけで応こたえる
その背中せなかがキレイすぎて…

こんなに好すきと言いわせたくせに
あんなに好すきと言いってたくせに
たとえばこの心こころの痛いたみに
こたえなどないとしたら

このままどこか奪うばい去さっても
このまま遠とおく逃にげたとしても
I don't know where you'll go back
like a fish so faraway
今いまは君きみを離はなせない

Stay with me...