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憂うれい帯おびたまま 絡からみ付ついた
長ながい髪かみはまだ 誰だれかの色いろ
夢ゆめから覚さめて 幻まぼろしから醒さめて
私わたしはいつから
ゆらゆらと揺ゆれて 蔓つるを伸のばしていた
どこかへ
飲のみ込こむほど 誰だれかを愛あいしていたの
引ひき千切ちぎられた手ては
私わたしの体からだごと 枯からしていった
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで
何度目覚なんどめざめても 悲かなしい朝あさ
これが確たしかに 私わたしの今いま
抱だきしめてるように 首絞くびしめているように
誰だれかの面影おもかげ ゆらゆらと浮うかべ
傷きずは塞ふさがずに 残のこした
飲のみ込こむほど 誰だれかを愛あいしていたの
振ふり払はらわれた手ては
想おもうことさえ 許ゆるしてくれない
再ふたたび宿やどれる その時ときまで
飲のみ込こむほど あなたを愛あいしていたの
引ひき千切ちぎられた心こころは
私わたしの体からだごと 奪うばっていった
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで
長ながい髪かみはまだ 誰だれかの色いろ
夢ゆめから覚さめて 幻まぼろしから醒さめて
私わたしはいつから
ゆらゆらと揺ゆれて 蔓つるを伸のばしていた
どこかへ
飲のみ込こむほど 誰だれかを愛あいしていたの
引ひき千切ちぎられた手ては
私わたしの体からだごと 枯からしていった
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで
何度目覚なんどめざめても 悲かなしい朝あさ
これが確たしかに 私わたしの今いま
抱だきしめてるように 首絞くびしめているように
誰だれかの面影おもかげ ゆらゆらと浮うかべ
傷きずは塞ふさがずに 残のこした
飲のみ込こむほど 誰だれかを愛あいしていたの
振ふり払はらわれた手ては
想おもうことさえ 許ゆるしてくれない
再ふたたび宿やどれる その時ときまで
飲のみ込こむほど あなたを愛あいしていたの
引ひき千切ちぎられた心こころは
私わたしの体からだごと 奪うばっていった
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで
再ふたたび芽吹めぶく その日ひまで