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宿やどはなし 今日きょうも川かわのそば
暮くれゆく夕凪ゆうなぎを眺ながめれば
飛とび石いしのほら真まん中なかで
笑わらう顔泣かおなく顔日かおひも暮くれた
宙ちゅうぶらりん千せんのこころは
さざれ石いしすら動うごかせず
べんがら格子ごうしの街まちを背せに
暮くれゆく日々ひびにただ悔くやむだけ
見みつめ合あう事ことに飽あきたらば
慕情ぼじょうの落おち穂拾ぼひろい集あつめ
燃もやそうか ほら流ながそうか
遊あそぶ幼子おさなごの目めに問とうか
鈴すずの音ねは抱だいた体からだの腫はれた傷きずだけを
癒いやそうぞ
暮くれゆく夕凪ゆうなぎを眺ながめれば
飛とび石いしのほら真まん中なかで
笑わらう顔泣かおなく顔日かおひも暮くれた
宙ちゅうぶらりん千せんのこころは
さざれ石いしすら動うごかせず
べんがら格子ごうしの街まちを背せに
暮くれゆく日々ひびにただ悔くやむだけ
見みつめ合あう事ことに飽あきたらば
慕情ぼじょうの落おち穂拾ぼひろい集あつめ
燃もやそうか ほら流ながそうか
遊あそぶ幼子おさなごの目めに問とうか
鈴すずの音ねは抱だいた体からだの腫はれた傷きずだけを
癒いやそうぞ