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よみがな
こいをしている いまでもきみ
野暮やぼだとわらわれるくらいに いまだきみ中心ちゅうしん世界せかいまわっている

だれもいない部屋へやに「ただいま」
ひとりきりの食事しょくじつか週末しゅうまつ映画えいがわる

きみわかれてから こころうごかないよ
きずついてしまったふるいレコードみたいに おとんだまま

途切とぎれたメロディ(想い) このつづきをくちずさむよう
いまでも何処どこかできみもとめている
わすれてしまえたら そんなふうおもいながら
いた旋律せんりつ もうかさならないメロディがリフレインしている

近頃増ちかごろふえた 結婚けっこんらせ
きみまわりでもそうだろう? こんなとしになるなんておもわなかった

もしかしたらきみも もうだれかと未来みらいているの?

だれよりもきみしあわせにする自信じしんがあったよ
もう一度いちどだけ時間じかんもどせたなら
あの時言ときいえなかった言葉ことばつたえたい だけどもどれない
今僕いまぼく唯一出来ゆいいつできことは ただきみしあわねがうだけ

いつも一途いちずで やけに頑固がんこあいらしくわらきみきだった
出会であえたことぼくにとっての あいかたちそのものなんだよ

二人ふたりのラストシーン(別れ) あのつづきをかんがえていた
フィルムがりなくて もううつせない
わすれてしまうにはおおすぎる過去かこのフィルムを
かえりながら ゆっくりといま エンドロールをえて むねめる