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最後さいご景色けしきしろもれたちいさなホーム
とおざかるきみ

がんばってこいよと姿すがた
こころの片隅かたすみ 無理矢理むりやりしやって

線路せんろこうていた あたらしい日々ひび

ゆきらないこのまちきみおもすのはとてもむずかしい
ヒカリとコドクにまれぬように
ひたすら わたしむねをはった

イルミネーションと背伸せのびのふく
弱音よわねをそっとしのばせあるくよ

かれた雑踏ざっとう あふれるメロディー
れた足取あしどりで 仲間なかま輪追わおいかける

にじんだ未来あすを それでも夢見ゆめみてる日々ひび

ゆき今年ことしもあのまちきみまちってますか?
こみげてくるなみだにとまどい
きしめられたのは きみじゃない べつのにおい ぬくもり

―いつかゆきしろくこのまちめたら やっと素直すなおけるのだろうか―

ゆきらないこのまちきみおもすのはとてもこわかった
ずっとれなかったこの冬空ふゆぞらにかざすよ

わたしむねをはってゆく

最後さいごたあの景色けしきみちしるべに