- 文字サイズ
- よみがな
霧雨きりさめが静しずかにまいおりて
銀色ぎんいろに歩道ほどうをひたしてる
恋こいしいあの人ひとの顔かおが窓まどにうつり
夜よるはゆっくりと更ふけていく
いつも寂さみしいこの停車場ていしゃばで
行いってしまった人ひとを待まっている
長ながいコートに ああ けだるいひとみの
あの人ひとを誰だれか 知しらないかい
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった
夜汽車よぎしゃの汽笛きてき 聞きくたび
街まちの灯あかり にじんでゆれた
一度いちどだけ抱だかれ 熱あつく燃もえあがった
炎ほのおをしずめもせず消きえはてた
ためらいのまま愛あいは
私わたしの胸むねの扉とびらたたき
ふりむきもしないで ああ この人生じんせいを
悲かなしみだけのこし 過すぎてゆく
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった
銀色ぎんいろに歩道ほどうをひたしてる
恋こいしいあの人ひとの顔かおが窓まどにうつり
夜よるはゆっくりと更ふけていく
いつも寂さみしいこの停車場ていしゃばで
行いってしまった人ひとを待まっている
長ながいコートに ああ けだるいひとみの
あの人ひとを誰だれか 知しらないかい
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった
夜汽車よぎしゃの汽笛きてき 聞きくたび
街まちの灯あかり にじんでゆれた
一度いちどだけ抱だかれ 熱あつく燃もえあがった
炎ほのおをしずめもせず消きえはてた
ためらいのまま愛あいは
私わたしの胸むねの扉とびらたたき
ふりむきもしないで ああ この人生じんせいを
悲かなしみだけのこし 過すぎてゆく
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった
陽ひの訪おとずれのように あらわれては消きえた
私わたしを一人ひとりにしていってしまった