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よみがな
あおくさうみを あてなくかきわけ
ながれるくもいかけたら なにえるだろう

はるかとおそらに このこころかさねて
おと途絶とだえたときなかくすままだよ

のひらにはなびらがヒラヒラと かぜかれれてちる
むねなかむなしげにいている 薄紅色うすべにいろはな
かなしくふるえてる ただられてる

ふかもり木々きぎからだをあずけて
かぜうたへと耳澄みみすませば 涙頬なみだほほつたうよ

いつかわすれていた りの記憶きおくさえ
人影絶ひとかげたえたこの場所ばしょでは 色褪いろあせるままだよ

まえには未来みらいがユラユラと やがてゆめはこぼれちる
大空おおぞら羽広はねひろんでゆく ひかりなかとり
しずかにとおざかる いまえてゆく

のひらにはなびらがヒラヒラと かぜかれれてちる
むねなかむなしげにいている 薄紅色うすべにいろはな
かなしくふるえてる ただられてる 彼方かなたれている