放課後ほうかごの教室きょうしつ、
夕暮ゆうぐれ、帰かえり道みち、
いつしかつないでた指先ゆびさき
1秒いちびょうでも長ながく、
1いちミリでも近ちかく、
ただそばにいたいと思おもった

いつか想おもい募つのるほどに、
それじゃ足たりない…そう感かんじ始はじめた

無防備むぼうびな純愛じゅんあいを
夢中むちゅうで駆かけ抜ぬけた日々ひび
せつなく、いとしく、響ひびく記憶きおく
いけないといわれても、
なぜだかわからなかった
近ちかづいてゆくふたりの距離きょりは
もう誰だれにも決けして止とめられない

ただ若わかすぎるから
ダメだというのなら、
純粋じゅんすいな気持きもちは罪つみなの?
否定ひていされる度たびに
加熱かねつする感情かんじょう
それが引ひき金がねにもなるね

やがてくちびるを重かさねて、
そして初はじめて体温ぬくもりの意味いみを知しる

無防備むぼうびな純愛じゅんあいは
儚はかなくひたむきな夢ゆめ
誰だれもが一度いちどくぐり抜ぬけるドア
もう二度にどと戻もどれない、
知しらない頃ころの自分じぶんに
禁断きんだんの果実かじつをくちにした、
決けして忘わすれられない想おもい出でね

無防備むぼうびな純愛じゅんあいは
コトバじゃ伝つたえきれない、
せつなく、いとしく、響ひびく記憶きおく
無防備むぼうびな純愛じゅんあいが
教おしえてくれた真実しんじつ
いのちは愛あいの生うまれ変かわり、だと
だから私わたしはいまここにいるの