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それは月つきにはじめて人類じんるいがおりた夏なつ
母ははの手てをはなしながら ひとり歩あるきはじめた日ひ
コンクリートの冷つめたさ 背中せなかにしみてくる
なぐさめのどんな歌うたも 心こころをうずめられない
真夜中まよなかのニュース 油あぶらにまみれた
水鳥みずどりの群むれが飛とぼうとしてた 20代はたちなかば
あなたと出逢であい あなたのそばで あなたをみつめて
あなたと愛あいしあい あなたと同おなじ未来みらいをみてた
一面いちめん 咲さいた花はなびら さらさらと舞まいおちる
悲かなしみさそうように雨あめが舗道ほどうぬらしてた
「ずっと一緒いっしょだよ」って誓ちかったときめき
あの頃ころのふたり 贅沢ぜいたくに時ときは流ながれた
いくつもの場面ばめん 通とおり過すぎても 好すきだった だから
別々べつべつの傷いたみ かかえて歩あるくふたりがいる
軌道きどうをはずれた惑星わくせいのようにさ迷まよっている
不完全ふかんぜんなあなたと不完全ふかんぜんな私わたしが
いくつもの夜よる 傷きずつけあったり求もとめあったり
ふたり ひたすらに 心こころ もやしつづけ
あなたのために 何なにを捨すてても 惜おしくはなかった
あの日ひのあこがれも 自由じゆうも 友達ともだちも
あなたと出逢であい あなたのそばで あなたをみつめて
あなたと愛あいしあい あなたと生いきてきた
母ははの手てをはなしながら ひとり歩あるきはじめた日ひ
コンクリートの冷つめたさ 背中せなかにしみてくる
なぐさめのどんな歌うたも 心こころをうずめられない
真夜中まよなかのニュース 油あぶらにまみれた
水鳥みずどりの群むれが飛とぼうとしてた 20代はたちなかば
あなたと出逢であい あなたのそばで あなたをみつめて
あなたと愛あいしあい あなたと同おなじ未来みらいをみてた
一面いちめん 咲さいた花はなびら さらさらと舞まいおちる
悲かなしみさそうように雨あめが舗道ほどうぬらしてた
「ずっと一緒いっしょだよ」って誓ちかったときめき
あの頃ころのふたり 贅沢ぜいたくに時ときは流ながれた
いくつもの場面ばめん 通とおり過すぎても 好すきだった だから
別々べつべつの傷いたみ かかえて歩あるくふたりがいる
軌道きどうをはずれた惑星わくせいのようにさ迷まよっている
不完全ふかんぜんなあなたと不完全ふかんぜんな私わたしが
いくつもの夜よる 傷きずつけあったり求もとめあったり
ふたり ひたすらに 心こころ もやしつづけ
あなたのために 何なにを捨すてても 惜おしくはなかった
あの日ひのあこがれも 自由じゆうも 友達ともだちも
あなたと出逢であい あなたのそばで あなたをみつめて
あなたと愛あいしあい あなたと生いきてきた