立たちこめる雲くも 隙間縫すきまぬうように
星達ほしたちがせめぎ合あう
叫さけびにも似にた
祈いのりのような輝かがやきが
胸むねを締しめ付つける

朝あさよどうか私わたしを早はやく迎むかえに来きて
弱よわさを隠かくしきれなくなる前まえに

あなたがいないだけでこんなに
夜よるが淋さみしいなんて不思議ふしぎね

あとどのくらい同おなじような
罪つみを犯おかして繰くり返かえしたら

私わたしは人間ひとでなくなってしまうのだろう
誰だれの目めにも写うつらなくなるのだろう

転ころがるように逃にげ込こんだ場所ばしょに
欲ほしいものなんてない
心こころから感情かんじょうだけを剥はぎ取とって
仮面かめんに笑顔貼えがおはりつける

どうかこんなとこから私わたしを連つれ去さって
全すべててが思おもい出でになる前まえに

あなたと出会であい人ひとを愛あいする
意味いみを少すこし知しった気きがした

いつか償つぐないきれたとしたら
許ゆるされる日ひがやって来きたなら

だけど今更幸いまさらしあわせの定義ていぎなんて
語かたる資格しかくなどどこにも残のこってない

あなたがいないだけでこんなに
夜よるが淋さみしいなんて不思議ふしぎね

あなたと出会であい人ひとを愛あいする
意味いみを少すこし知しった気きがした

そうね私わたしには幸福こうふくな結末けつまつなど
似合にあわない事ことも誰だれよりわかっている