波なみに乗のるのにももう疲つかれてガラクタに囲かこまれて暮くらしながら
豚ぶたたち目配めくばせして乗のり込こんでいくオレンジトレイン
いつかのあの太陽たいようを忘わすれない いつかのあの体温たいおんを忘わすれない
気遣きづかいながら吸すい込こまれていくオレンジトレイン

人身事故じんしんじこで君きみに会あえない乾かわいた空そらに響ひびくアナウンス
優やさしい時間じかんに撫なでられながら諦あきらめながらみつめたオレンジトレイン

いつまでも続つづくのか眠ねむたそうな顔かおしては
逃にげ場所ばしょを探さがしては 小ちいさな息いきをつくけれど
お願ねがい 最後さいごのお願ねがい 聞きいて あの空そらの向むこうに連つれていってほしい
じとりとあるようで消きえてしまいそうなボーダーライン

運はこばれていくラジオの声こえと筑豊本線ちくほうほんせんとオレンジトレイン

人身事故じんしんじこで君きみに会あえない乾かわいた空そらに響ひびくアナウンス
優やさしい時間じかんに撫なでられながら諦あきらめながらみつめたオレンジトレイン