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ねえ、かないで ここにいて もどってきてよ、ねえ
言葉ことばではすれちがきずつけあうばかりね。

なが時間ときをかけて“わかってきた”って
ある日気ひきづくのよ、誤解ごかいだと、なにかの。

あなたはひとりでなにてるの? そのゆびのかたちで
このさびしさにはわりがあるの?
希望きぼうというやまいみちをふさがれているの。

そう、だれにでも一度いちどはね わかがあるの、ねえ
あまりにもたくさんのつめをみたばかりにね、

ながときをかけて 人生じんせいこわれる―
だからさがすのよ、“現実げんじつ自分じぶん”を。

あなたはひとりでなにてるの? そんなふうにわらって
このさびしさにはわりがるの?
希望きぼうというやまい手足てあししばられてても。

あなたはひとりでなにてるの? そんなふうにわらって
このさびしさからあいまなぶの? 水上すいじょうバスのうえ
彼女かのじょひとりでどこにかえるの?
希望きぼうというやまいで またこいちているの。