誕生日たんじょうびを迎むかえる度たびに
何なにを祝いわうのかが ずっと ナゾだった
見みえなくなってしまったものは
二度にどとかえらないと 知しったとき

年としを経とることに後悔こうかいと
一日いちにちが過すぎていく恐怖きょうふを感かんじた

どうにもならない 今日きょうだけど
平坦へいたんな道みちじゃ きっとつまらない
きみと生いきてく 明日あしただから
這はいあがるくらいで ちょうどいい

脇道わきみちを独ひとり歩あるく
そんな自分じぶんに みとれてみたり
歩あるき疲つかれた あの人ひとへ
冷つめたい言葉ことばを 平気へいきで放はなつ

調子ちょうしづいてた 小ちいさな自分じぶん
風かぜにあそばれて やっとここに立たっていた

どうにもならない 今日きょうだけど
平坦へいたんな道みちじゃ きっとつまらない
きみと生いきてく 明日あしただから
這はいあがるくらいで ちょうどいい

転んでできた 傷のいたみに
みあう何かを 求めたなら幻

どうにもならない 今日きょうはせめて
笑わらい話ばなしにかえられますように
きみと生いきてく 明日あしただから
這はいあがるくらいで ちょうどいい

どうにもならない 今日だけど
平坦な道じゃ きっとつまらない
きみと生きてく 明日だから
這い上がるくらいで ちょうどいい