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もうほんのちょっとでまくひらくのに あとちょっとで
親切しんせつ時計とけいもやっぱり不親切ふしんせつときとしてきざまない

りるよそのときれば、しあわせが」
そんなふういていても にはうつらなくて
このまちいろがなくなっていく

からだどころか季節全きせつすべてが
かたちのないそれをのぞんでしまったのは

だれのせいでもなくて ぼくのせいでもなくて
つづゆきだけがこたえをって
よる息遣いきづかいも あさ足音あしおと
こえないから すこねむらせて

さがしてるんだよ暗闇くらやみなかさがしては
ひとにとって またひとにとって
じゅんっていくようにちかづいていく

ベルがってるあのをずっとってる そのベルが
そんなふう段々段だんだんだんしあわせがえて
このまちいろづいてく

かげえないかぎえないな
かたちのないそれはけれども
やさしいいろ

だれかにりた ぼくにもりるか
バックグラウンドはすでしろ結晶けっしょうになった
概念がいねん蹴散けちらした やみはらった
キレイゴトにこえるなら ろ、バカ

だれのせいでもなくて ぼくのせいでもなくて
つづゆきだけがこたえをって
よる息遣いきづかいも あさ足音あしおと
えるんだよ
「キレイにめていった」