汚よごれきって燃もえつきた 新あたらしく皮かわを張はる
さぁ、出掛でかけよう この町まちを出でて二人ふたりだけでどこかへ
虚きょを創つくる ここのこの塔とう 犠牲ぎせいもチラホラかすむ
遅おくれない 進すすんでもない地域ちいき
ただ カラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラ音おとをたて
ボートの端はしにしがみついてれば 波なみのかすかにうろたえ無念むねん
一ひとつも残のこらず奴やつは躊躇ちゅうちょなく仕留しとめに来くる
それは今夜雨こんやあめと成なり 民たみの面おもてにも降ふり注そそぐ

目障めざわりね 煩うるさいでしょ? 私わたしの生いきる場所ばしょは
ふらつけど 戻もどってくる ザ・キセイホンノウ
カラカラカラカラカラカラカラカラ空からっぽの頭撫あたまなでるのは
僕ぼくより君きみが勝まさってる事ことのひとつの証拠しょうこと成なりえるでしょう
何なにかがあれば火ひの海うみ 危機感ききかんも少すこし残のこし
まだ見みぬ手刀しゅとうの一撃いちげきを垣間見かいまみては嘲笑あざわらう

カラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラ音おとをたてながら
ボートの端はしにしがみついてれば 波なみのかすかに もう 沈しずむ

一ひとつも残のこらず奴やつは躊躇ちゅうちょなく仕留しとめに来くる
それは今夜雨こんやあめと成なり 民たみの面おもてにも降ふり注そそぐ
何なにかがあれば火ひの海うみ 危機感ききかんも少すこし残のこし
まだ見みぬ手刀しゅとうの一撃いちげきを垣間見かいまみては嘲笑あざわらう