フィルムには写うつせない光ひかりなら写うつしたい
瞳ひとみのレンズはいつも少すこしピントがずれてる

ひとりぼっちで歩あるき疲つかれて
プラスチックな人ひとにかまってられない
そんな不満ふまんばかり

誰だれも彼かれも目めを合あわせずに
迷まよいながらどこも行ゆけずに
靴くつの踵かかとすり減へらしてるのさ

キャンバスに描えがけない色いろでなら描えがきたい
白黒しろくろつけずにいても答こたえは色褪いろあせるだけ

舞まい上あがる春はるの風かぜ 打うちつける夏なつの雨あめ
季節きせつが変かわったあとの切せつなさに身みをまかせて

ドラスチックに道みちで倒たおれて
ロマンチックに土つちに還かえっていきたい
そんな希望きぼうばかり

誰だれも彼かれも声こえをかけずに
食くい違ちがいを口くちに出だせずに
そっと心こころすり減へらしてるのさ

高過たかすぎる秋あきの空そら 恋こいしがる冬ふゆの花はな
写真しゃしんに変かわったあとの儚はかなさに身みをまかせて

いつかまた会あえたなら その時ときは
真実しんじつの笑顔えがおで笑わらってくれ
いつかまた会あえたなら この目めには
真実しんじつの姿すがたで写うつってくれ