「いまでも 好すきだよ」届とどくことのない
言葉ことばを夜空よぞらにそっとしまった

明あけない夜よるは 僕ぼくを励はげます
ピエロみたい おどけてた君きみの 笑顔えがお
「ありがとう」 素直すなおに言いえず
ちっぽけな自分じぶんが 情なさけなくなった

君きみの理想りそうの人ひとになりたくて
めいっぱい 背伸せのびしたけれど
足たりなかったんだ

「ごめんね」小ちいさな僕ぼくの両手りょうてじゃ
上手じょうずに君きみを包つつみ込こめなくて
「いまでも 好すきだよ」届とどくことのない
言葉ことばを夜空よぞらにそっとしまった

静しずかな夜よるは 僕ぼくの隣となりで
子猫こねこみたい スヤスヤ君きみの 寝顔ねがお
「ありがとう」素直すなおに言いった
聞きこえるかな? もう君きみは夢ゆめの中なか

君きみの未来みらいの 隣となりに居いたくて
駆かけ足あしで 走はしってみたけれど
間まに合あわなかったんだ

「ごめんね」誰だれより君きみを一番いちばん
幸しあわせに出来できると思おもってたのに
「いまでも好すきだよ」繋つなぐことの無ない
右手みぎてをそっとポケットにしまった

出来できるならば 今いますぐにでも
君きみの元もとへと走はしっていきたいよ

「いまでも好すきだよ」届とどくことのない
言葉ことばが夜空よぞらにそっと響ひびいた

「遠とおくで祈いのるよ」君きみの選えらんだ
未来みらいが幸しあわせであるように

「誰だれより祈いのるよ」君きみの笑顔えがおが
新あたらしい誰だれかと続つづくように…

「いまでも好すきだよ」届とどくことのない
言葉ことばを夜空よぞらにそっとしまった