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夕暮ゆうぐれのいろまる 下北沢しもきたざわわせ
わらほほまり あせばむかくしきれずに

肩並かたならすすみち 戸惑とまどいのうずなか
はな言葉探ことばさがしていた かぜがささやくなつ午後ごご

無邪気むじゃき笑顔えがお むねめたちいさないたみを
るたびあふれる いとしい気持きも

ひとごみの中埋なかうもれる ちいさなあたし気遣きづか
はぐれないように そっと右手みぎていてくれたよね

あたたかい体温たいおんやさしさをさそうから
まばたきの一瞬いっしゅん特別とくべつなものになっていた

指先ゆびさきつたう こぼちそうなあのおもいは
初恋はつこいのように 色褪いろあせぬまま

ゆらりゆれるふたつのかげ ほこらしげに
アスファルトらしつづいてく...

無邪気むじゃき笑顔えがお ただそれだけでどんなことも
えられるよ いまもこのさき
指先ゆびさきつたう こぼちそうなあのおもいは
初恋はつこいのように 色褪いろあせぬまま