一粒ひとつぶの雨あめをたどるよに
悲かなしみは 色いろをなす
途切とぎれた 道みちすじを 指ゆびで なぞるわ

止とまりゆく 景色けしきが 曇くもれば
凍こおりつくほどの 痛いたみ
見みえすいた 日々ひびの中なか 溢あふれだす 孤独こどくが

静しずけさに ひびく 時ときを 送おくり出だす
やさしい 雨音あまおと 抱だきしめて
ふいに 窓まどに 映うつしていた夢ゆめ
深ふかく胸むねに抱だいた いとしさが
私わたしの 笑顔えがお 支ささえてた
まぶしい 日ひだまりに 甘あまえてる
悲かなしいほど ああ 雨あめに 浮うかぶ

降ふりつづく雨あめに 立たち止どまり
指先ゆびさきを空そらにかざす
流ながれゆく 冷つめたさに
温ぬくもりが うすれて

静しずけさに わたる 時見送ときみおくるのは
やさしい雨音あまおと ふみしめて
流ながす 雫しずく 明日あす うるおすまで

深ふかく 胸むねに抱だいた いとしさは
私わたしに 勇気ゆうきまで あたえてた
とめどなく流ながれてく 涙なみだに
悲かなしいほど ただ 虹にじをかける

深ふかく 胸むねに抱だいた いとしさは
私わたしに 勇気ゆうきまで あたえてた
とめどなく流ながれてく 涙なみだに
悲かなしいほど ただ 虹にじをかける
虹にじをかける