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かぜれている
黄昏たそがれはな
そっとかせては
この両手りょうてかべて

あの頃見ころみ二人ふたり夢追ゆめおいかけるように
見上みあげたそら やさしいまま
ぼくつつんでた

わすれない きみ
これからも ずっと
あるいてく
いつもはなさず
大切たいせつだから

いまおぼえてる
あの言葉ことば
すこれたようにきみった
「ありがとう」

ぼくむねそそいだ
やわらかなこえ
この世界せかいいろえて
ぼくらしてた

いつだって きっと
めぐうんだろう
たとえ
とおはなれていても
みちびくように

足早あしばやぎてゆく日々ひび
まよいなくあるいてく いま
見渡みわたせばひろがりつづける
このそらこうまで

もしもあの
そうきみ出会であっていなければ
まって
この場所ばしょまで辿たどけずいた

「ありがとう」と
いたかった
でもえずにいた

このおもいは
わらないで
ぼくなかにある

わすれない きみ
これからも ずっと
あるいてく
いつもはなさず 大切たいせつだから