文字サイズ
よみがな
すなのあらしが とおぎたそら
とおかがや南十字星みなみじゅうじせい
椰子ヤシ葉陰はかげ そよぐかぜゆめ蜃気楼しんきろう
よるにじわたって昔別むかしわかれた旅人たびびと

いま悠久ゆうきゅうときえて
また めぐりうの…
あかつきよ この肌染はだそ
一途いちずあい かえしてよ

かたかれて そっとをとじれば
何故なぜにこんなに むねがときめくのか
まほろばへと つづかわうつくしいものね
ふともらした 吐息といきにさえ しろくこぼれる睡蓮すいれん

いま悠久ゆうきゅうなみれて
また むつみあうの…
あかつきよ しじまのなか
水先みずさきだけ らしてよ

いま悠久ゆうきゅうよるけて
また あいしあうの…
あかつき砂漠さばくまち
めぐみのあめ らせてよ

あかつきよ この肌染はだそ
一途いちずあい かえしてよ