空そらを裂さいて光ひかりが落おちてく
凍こおり付ついた海底かいていから
顔かおを上あげて 呼吸こきゅうする

取とり乱みだすことなら簡単かんたんだった捌はけ口ぐちさえあれば
空そらはなぜ高たかくあるかを あなたは教おしえてくれる

バラバラになった糸いとを束たばねて
わたしの礎いしずえを描えがく
小ちいさな拳こぶしをかまえて 明日あすを睨にらんだ

Stand Out
尖とがっていく 荒あらく削けずり込こんだ心こころのまま
Hang On
巡めぐり会あえる柔やわらかな笑顔えがおを 舞まい降おりる光ひかりを
この手てで掴つかむために

祈いのり続つづけるのは誰だれでも出来できる 停とまる屋根やねがあれば
鈍にぶく畝うねる雲くもを避さけて
来こない「瞬間とき」を待まてばいい

ポケットの中なか 詰つめた過去かこより
変かわりゆく今いまを愛あいそう
日記にっきの文字眺もじながめてても 明日あすは見みえない

Stand Out
大地だいちを踏ふむ 高鳴たかなるステップを聞きいていたい
Hang On
擦すり切きれてく萎しなびた靴底くつぞこに 乱みだれてく吐息といきに
心こころを染そめるように

誰だれかの胸むねを汚けがすことない
凛りんと佇たたずむ光ひかりを射さそう
低ひくく留とどまる影かげの隙間すきまを泳およいで

Stand Out
尖とがっていく 荒あらく削けずり込こんだ心こころのまま
Hang On
大地だいちを踏ふむ 高鳴たかなるステップに耳みみを澄すましてく
Stand Out
止とめてごらん 走はしり去さる稲妻いなずまよりも速はやく
Hang On
わたしは行ゆく
萎しなびた靴底くつぞこに 乱みだれてく吐息といきに
心こころを染そめるために