君きみにさよならを告つげて俺おれは晴はれて自由じゆうになった
縛しばられて嫌いやになって 砂埃すなぼこり 唾つばを吐はいた

サラバ サラバ 君きみよサラバ 俺おれのもとを去さった人ひとよ 泣なかないで
ハレよ ハレよ 今日きょうもハレよ 眩まぶし過すぎる太陽たいようさえ奪うばえずに

教会きょうかいの鐘かねが響ひびいて幸しあわせな奴やつらが出でてきた
俺おれは黒猫くろねこになって森もりの奥おくへ迷まよい込こんだ

サラバ サラバ 君きみよサラバ 俺おれのもとを去さった人ひとよ 泣なかないで
ハレよ ハレよ 今日きょうもハレよ ミルク色いろの空そらの下したで永遠えいえんに

夜よるがこなければ誰だれが愛あいを語かたるだろう
夜よるが恋こいしくて俺おれは目めを潰つぶすだろう
神かみは知しらぬ振ふりさ 白夜びゃくや 白夜びゃくや
胸むねが壊こわれそうさ 白夜びゃくや 白夜びゃくや

きっと気きの迷まよい 悪魔あくまの囁ささやきさ
二人ふたりバラバラバラバラバラバラバラバラになっていった たった数秒すうびょうで

君きみを想おもい独ひとりきりで何度なんどこの手汚てよごしただろう 切せつなくて
きつくきつく赤あかい糸いとで俺おれの全すべて縛しばってくれ もう一度いちど

夜よるがこなければ 誰だれが愛あいを語かたるだろう
夜よるが恋こいしくて 俺おれは目めを潰つぶすだろう
夜よるがこなければ夢ゆめは灰はいに変かわるだろう
夜よるが恋こいしくて干ひからびた吸血鬼きゅうけつき

神かみは知しらぬ振ふりさ 白夜びゃくや 白夜びゃくや
胸むねが壊こわれそうさ 白夜びゃくや 白夜びゃくや…