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なにはなそう きみぼくてきたかなしみの
きずつけってうばうこと ぼくがしてきたいままでのこと

その目背めそむけないでさがつづけてくれ
うつくしいかたいま

きながらぼくまれてきた
あいうことをため
やさしさはきっとよわさじゃない
暗闇くらやみらす らしひかり

いたみのあめつづいてる めていたにじんだ手紙てがみ

まれわるとききみのもとへゆくよ
おだやかな日溜ひだまりのなか

めぐぼくよるえて
しんうことをため
ひとつだけ きっとつけせる
星屑ほしくずなかれているいの

この大地だいちかえってゆく魂達たましいたち いま
はる彼方かなたいのちかわながつづけてゆくよ

きながらぼくまれてきた
あいうことをため
てしないときかさねてきた
ゆるうことをため

いつのかきっとつけせる
暗闇くらやみらす らしひかり