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しのぶのみだかぎられず
雪月花せつげつかとき きみおも
とらわれた視線しせんはずせない
妖艶ようえん姿すがた扇子片手せんすかたて

かごなかとりは いついつ出会であう?
ひと寝沈ねしず満月まんげつよる

えなくて退屈たいくつ長雨ながあめよる物思ものおもいにあふれ なみだかわそでばかりぬれて たが方法ほうほうもありません」
おもひつゝぬればや ひとのみえつらん ゆめとしりせばさめざらましを

きみやこしわれやゆきけむ おもほえず
ゆめかうつつかてかめてか
きはよいよいかえりはこわとおりゃんせ とおりゃんせ
もうもどれぬ みだれて

あさいからこそそでれるのでしょう なみだかわまでながれたと もしいたら あなたをたよりにしましょう」
たれゆゑに みだめにしわれならなくかきくらすこころやみにまどひにき

あなたのこころ辿たどみちしい だれにもられぬように こころおくまでられるように

二人ふたりむすばれぬ運命さだめなら くれないみずしずみたい
この世界せかいても あなたがないのなら意味いみがない
雪月花せつげつかとき あなたとむすばれ 永遠えいえんつづちぎりをわす

わするなよ ほどは くもゐになりぬとも
そらゆくつきのめぐりあふまで