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よみがな
月灯つきあかりの部屋へや こころ隅々すみずみまで いたくしよう
きみなか一欠ひとかけのこおりのよう けてゆけるなら

なみのないまちかんだ陽炎かげろう
つつまれていのちはまだ いていくから

孤独こどく羽根はねさらして きみだけの ばたきをせて
まばゆいときおどつづけよう 力尽ちからつきるまでに

かざらないこころ 指輪ゆびわだらけの指先ゆびさき さがすけれど
ポケットのかぎを いじくるように だれかのきずさわって

うつりそうに まばたほしたちは
えたいのりに ねつはなえてゆくのか

かなわぬゆめらして このむねひび情熱じょうねつ
ほのおてず こえもかすかに みだれもがいているよ

孤独こどく羽根はねかさねて まれては ばたくおもいを
しんじてるなら あいかせて ほほらすまでに

ねえ だれかがささやいてるよ このよるとびらこうで
うつろいれる ねがいのてに あいもとめながら