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いかないで いきをして そのままで そばにいて
うそだよ」と けて ぼく微笑ほほえんでよ

いそぐようにつよきしめていた
むねあとのこるほど
とてもあいしてた すべてだった

このゆきもり 世界中せかいじゅうつつ
なにもかもわればいい
きみからはなれてゆく その記憶きおく全部ぜんぶ
そららしながら
ゆきのようにる「さよなら」

あたためたのひらで ぼく頬包ほほつつんだね
すこしだけかたむけて のひらにくちづけした

永遠えいえんがもしも あるとしたなら
それはきみかもしれない
時間ときめたまま かがやいてる

ほらきみのひらは まだあたたかいから
ゆきがすぐけてしまう
こおなみだ欠片かけら つめたい場所ばしょでしか
うまくきられないから
きみとおれてゆくの?

真白まっしろひろげた 生命いのちつばさ
てなく きらめき そらへと ばたく
どうして どうして ひとりに しないで
いたい いたい
さよなら

このゆきもり 世界中せかいじゅうつつ
まれわれるならいい
きみからはなれてゆく その記憶きおく全部ぜんぶ
めてしまえるならいい
明日あしたはもうない

ほらきみのひらは まだあたたかいから
ゆきがすぐけてしまう
こおなみだ欠片かけら つめたい場所ばしょでしか
うまくきられないから
きみとおれてゆくんだ