西にしへ行ゆく道みちの彼方かなたに沈しずむ太陽たいよう ぬけがら一ひとつ残のこして次つぎの空そらへ
窓辺まどべに映うつるは荒涼こうりょうと期待きたいの風景ふうけい たてがみ なびかせたライオンの眼差まなざし

出会であった人ひと 愛あいすべき運命うんめいと その全すべてがガソリンとエンジンさ
振ふり返かえれば そこに広ひろがる絵えの様ような 色褪いろあせない日々ひびだ

ざわめく町まちを背せに 飲のみ干ほしたアイスコーヒー
飛とび交かうノイズの中なか 響ひびいた静寂せいじゃく
時ときに傷跡きずあとは 風かぜに吹ふかれ 疼うずきだすんだ 喜よろこび悲かなしみ 僕ぼくなら欲よくのカタマリ

愛あいして欲ほしい 抱だきしめて欲ほしい
忘わすれないで欲ほしい 忘わすれ去さってほしい
青あおい季節きせつは 過すぎ去さったはずだろうって笑わらう 悪戯いたずらな夜よるの風かぜ

あの夏なつの光ひかり 胸焦むねこがすメロディー
香かおる雨上あめあがり はしゃいだ子供こどもの群むれ
すれ違ちがう老人ろうじんに 舞まい降おりた幻影げんえいに
消きえて行ゆく街灯がいとうに 群むらがる夢ゆめを見みてた

答こたえが無ないって それが答こたえだって 気付きづいてたんだ おどけたフリをして
やがては僕ぼくら 形かたちじゃなくなって 心こころに居場所いばしょを求もとめに行ゆこう

夢見ゆめみてた永遠えいえんに 5分後ごふんごの運命うんめいに 今いまという瞬間しゅんかんに つながる未来みらいを見みてた
真夜中まよなかのダンスミュージック 音おとのかけら達たち
鳴なり止やまぬフィードバックに 消きえ去さる孤独こどくを感かんじた

あの夏なつの光ひかり 胸焦むねこがすメロディー
走はしり去さるフリーウェイの彼方かなたに 聴きこえた夜明よあけの音おと
鳴なり止やまぬフィードバックの様よう