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もとめてしまうのさ
あかはだまちけずられ
いくつもくしたけど

かならずつかまえて
おれにからみつくむなしさに
花添はなそえてやすのさ

いまひびおんな台詞ぜりふ
えらくむねにもたれて
後味あとあじわるいぜ

みちさがつね我関われかんせず
時代じだいさくかこわれ
ならばされないように

仕掛しかけてかわされて
がらくたのなかゆめあさり
えた野良犬のらいぬのように

わすれてしまいたい
まえからだくし
このふさいでくれよ

さみしげなつき溜息ためいきれた
よるおれゆるしてくれる
言葉ことばわさず ただまかせて
ぶつけあう

たたけるような 雨音あまおとがわめいて
グラスにわずかなウイスキー
して寝転ねころ

口先くちさきばかりで ったようなかおした
あいつらはうそだらけ
指図さしずなどけない

気安きやすさわるなよ
おれ辿たどいたこたえに
きずひとつつけるなよ

孤独こどくたわむれて
なにわらない白黒しろくろ
砂利道じゃりみちかぜ

もとめてしまうのさ
あかはだまちけずられ
いくつもくしたけど

かならずつかまえて
おれにからみつくむなしさに
花添はなそえてやすのさ

たたけるような 雨音あまおとがわめいて
グラスにわずかなウイスキー
して寝転ねころ