文字サイズ
よみがな
むらさきいろにくすんだそらくろ兵隊へいたい
ガレキとカレハのジオラマがどこまでもぬく
草木くさきれて、空気中漂くうきじゅうただよ酸素さんそ
無意味むいみ浄化じょうかむなしくそらひびわたるだけ

でもね、本当ほんとうはきれいに水面みなもうつってる
それが、ぼくらのいるこのいとおしくもいじらしい大地だいち

太陽たいよう無防備むぼうびびる純白無垢じゅんぱくむく果実かじつのように
何起なにおこりても今日きょうという日々ひびめぐみをれてゆく

むらさきいろそらときあおをのぞかせ
唯一変ゆいつかわらない大地だいちにこぼしつづける

でもね、現実げんじつするどとがったほことなりて

ぼくらのむねさる たおれまいとたてつつむけど
すべてをあざわらうかのようにそら勝利しょうり敗北はいぼくける

ほし見上みあげるうしなあいべる言葉ことばうしな
かぜみみうしな自我じがのコントロールをうしなとき

わすれてきたものの意味いみりてもどそうとかえ
やがて浄化じょうかわり 大地だいちにはあたらしいまれはじめる
あらたな歴史れきしはじまる