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めだしたきりきみ
さがぼくかんにぶらせる
わったあとでもう二度にど
無駄むだあらそいはしないとちかうのに
だれかにたのまれたわけじゃなく
二人ふたりらそうとめた
場所ばしょからきみぼくのどちらかが
もう何度なんどしていった

あのあかるい場所ばしょ横浜球場よこはまきゅうじょう
ナイトゲームの照明しょうめいきりらし
ふくらんだひかりがまるで着陸ちゃくりくした
巨大きょだい宇宙船うちゅうせんみたいにえるから

まるできみ何処どこかずっととおくに
さらわれていくようながした
きりれていくのと一緒いっしょ
きみうしなうなんてやだよ

さっきよりふかくなったきり
見慣みなれたいつもの景色けしきして
にぎやかなまちおとうば
ぼくらない世界せかいえていく

このきり足止あしどめをされなければ
自分じぶんわるところはないかひとつも
まだかんがえようとしないぼく
きみきずつけてしまったかもしれない

まるでぼくがそれに気付きづあいだ
きみとおくにかないように
きっとこんなやさしいきり
神様かみさまがかけてくれたんだ

なにかをもとめてばかりいたんだ
なに出来できるのかかんがえもせずに
もうさがしにはかない
あの部屋へやっていよう
きっとかえってくるきみのために

まるでぼくがそれに気付きづくそのとき
ずっとっていてくれたみたいに
きりれてもうぼくきみ
かえみち間違まちがえない

きみぼく神様かみさまがくれた
不思議ふしぎよるわすれない