幼おさないころ 描えがいた夢ゆめが動うごき出だす
守まもられた日々ひび 思おもい返かえすように
強つよく 強つよく なぞり出だす

「元気げんきだよ」の言葉ことばに 何なにもいわず微笑ほほえんだ
「ありがとう」という言葉ことばに 瞳ひとみを少すこし潤うるませた

あなたのしぐさ ひとつ、ふたつ 心こころに刻きざんでゆく
あなたの言葉ことば ひとつ、ふたつ 繰くり返かえしてゆく

離はなれていても導みちびいてくれる あなたがこの道作みちつくってくれた

流ながれる四季しき 変かわりゆく現実教いまおしえてく
時ときの流ながれが 何なによりも怖こわくて
いつ いつも 泣なき出だした

「大丈夫だいじょうぶ」とあなたは 微笑ほほえみ返かえし くれるけど
今いまならきっと あなたのこと つらい気持きもちも わかるよね

あなたの笑顔えがお ひとつ、ふたつ 胸むねにやきつけていく
あなたの声こえが ひとつ、ふたつ 体中からだじゅうに残のこる

強つよいあなたにいつもあこがれた あなたがいたから歩あるいてゆけた

遠とおいあなたに届とどくように 言葉ことばを紡つむいだ
何なにもできないわたしだけど 描えがきたい未来みらいを
あなたに見みせたい

あなたの願ねがい ひとつ、ふたつ 思おもい返かえしてゆく
あなたの祈いのり ひとつ、ふたつ 未来みらいへ繋つながる

いつも涙なみだを越こえられるように あなたが私わたしに教おしえてくれた