文字サイズ
よみがな
にぶ黄色きいろ夕陽ゆうひめた公団こうだんのむかい
ブランコさえない公園こうえんで ぼくらははじめてキスした
もう ぼくら以外いがいのこと ほんとにどうでもよくて
ぼくがえがいた自分じぶんは ただきみのためにあった

ぼくにだって それくらいはできるとおもってたんだ
きみのことくるしめる さびしさのひとつくらい
ぼくがそばにいて きみきしめればいい
“そう、きっとうまくいく…”って マヌケなぼくはった

きみ言葉ことばのひとつひとつ おもしてあつめても
ぼくじゃたぶん つけられない
きみのなにもかも ひきうけるつもりでいた
そんなこと出来できもしないくせに…

まもれない約束やくそくで ぼくらはきずついていった
きみのことで消耗しょうもうしていく 自分じぶんきらいじゃなかった
ぼくのやさしさって きっときみのためじゃなく
悲劇ひげきのヒーロー気取きどった せかけのくさったこころ

ぼくが世界せかいでただひとり きみすくえるとおもった
ばからしいって わらわれても…
ぼくらのおもいだけは きっと永遠えいえんだとった
それだけはしんじていたんだ…

きみ言葉ことばのひとつひとつ おもしてあつめても
ぼくじゃ たぶん つけられない
きみのなにもかも ひきうけるつもりでいた
そんなこと出来できもしないくせに…