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きみぼくにぎりしめた いままでもずっとそうだったように
あざやかな手口てぐちにだまされてみようかな? いま気分信きぶんしんじて

(わたそら) とおくにびる飛行機雲ひこうきぐも
(けるかぜ) こいのはじまりの予感よかん

のぞいた横顔よこがおじつれくさそうに
はにかむ その表情ひょうじょういとしくて
おとこひと多分たぶん おもいっきりうそをついて
おんなあいつたえる こころかくしきれずに

きみぼくはなさないで まちをすりぬけてゆく
おだやかな陽射ひざしにつつまれて これからも ならあるいていたい

(会話かいわ途絶とだえ) 沈黙ちんもく不意ふいおとずれる
(つぎ言葉ことばを) あわててさがしてるふたり

なにわないでいて 「き」とくちにしないで
時間じかんめるのが 心地ここちよいね
おとこひと多分たぶん たのもしいやくえんじて
おんな見破みやぶられてる こぼれてしまう真実しんじつ

大人おとなのふりするような 無邪気むじゃきなままのような
気持きもたしかめるような 曖昧あいまいなままつないでいる つよ

のぞいた横顔よこがおじつれくさそうに
はにかむ その表情ひょうじょういとしくて
おとこひと多分たぶん おもいっきりじたばたして
おんなあいつたえる こころかくしきれずに