思おもい通どおりにならないことはいくつもあるけれど
この頃ごろやけに思おもい出だすのは生うまれた町まちのこと
高速こうそくに乗のる車くるまの群むれを毎日眺まいにちながめてた
箱庭はこにわみたいなこんな町まちからは逃にげ出だしてしまおうと

走はしる走はしる 遠とおくまで走はしってく
子供こどもの頃ころの不安ふあんな夢ゆめをバッグにつめて

こんな時代じだいに君きみは何なにを思おもうだろう
僕ぼくは何なんにもわからないけれど
ひとつだけそっと教おしえてほしいよ
僕ぼくはいったい何なにが描かけるのか
トンネルをくぐり抜ぬけて海うみを渡わたったならば
風かぜが答こたえをくれるさ
《Do what you like》

人混ひとごみの中降なかおりたときからまた始はじまるヒッチハイク
ハンドルを握にぎる役やくに回まわるのはいつでもほかの誰だれか
行いきたい場所ばしょは頭あたまの中なかに広ひろがる地平線ちへいせん
でも乗のり込こむ車くるまがカーブを切きるのはまるで反対はんたいだった

流ながれ流ながれ また振ふり出だしに戻もどる
標識ひょうしきなんて無ないのは初はじめからわかってたこと

こんな時代じだいに君きみは何なにを信しんじるだろう
僕ぼくはそんなに自信じしんないけれど
ひとつだけ胸張むねはって言いえることは
僕ぼくはこれしか描かけないってこと
キャベツ畑ばたけの向むこうに観覧車かんらんしゃの丸まるい影かげ
下さがったらまた上あがるよ
《Do what you like》

こんな時代じだいに君きみは何なにを思おもうだろう
僕ぼくは何なんにもわからないけれど
ひとつだけそっと教おしえてほしいよ
僕ぼくは一体何いったいなにが描かけるのか
トンネルをくぐり抜ぬけて海うみを渡わたったならば
風かぜが答こたえをくれるさ
《Do what you like》
《That is your life》