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夜明よあけのひかり 八月はちがつそら ねつめたレールのうえ
みみをあてればこえてくる 鼓動こどうのような車輪しゃりんひび
かわわたかぜられ 田園でんえん中横切なかよこぎってゆく
あれはぼくらのゆめ行方ゆくえ そしてすべては太陽たいよう魔法まほう

あれからどれだけたったんだろう
きみはいまでもくさにおおぼえているかい

やわらかにかぜ汽車きしゃはし過去かこ未来みらいむすんで
はなやいだあのなつ陽炎かげろう彼方かなたいかけながら
はしぼくのwindy train

蝉時雨せみしぐもり のぼくも 踏切ふみきりわき昼顔ひるがおはな
土砂降どしゃぶりのあめ たたず二人ふたり まれたばかりの 無垢むく希望きぼう
どれだけぼくなかのこぼくぼくでいさせてくれる
どれだけぼく心揺こころゆさぶり きみのもとにかえしてくれる

まもれるものはもうおおくはない
だからなおさらにその笑顔えがおまもりたい

やわらかにかぜ汽車きしゃはし胸踊むねおどらせた時代じだい
えかけたあのゆめみずむこうへばしながら
はしぼくは windy train

夕闇ゆうやみかえみち 一人ひとりきりいそいだ
きながら きながら まだぼく道程みち途中とちゅう

やわらかにかぜ汽車きしゃはし過去かこ未来みらいむすんで
わりなきあのなつ陽炎かげろう彼方かなたいかけながら

はしぼくの windy train
はしぼくの windy train