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木漏こも日射びさすこの場所ばしょきみねむりについた
まるでつか 身体からだやすめるように そっと

あたたかなかぜいて 黄砂こうさてん目指めざ
姿消すがたけ面影おもかげ意識いしきりていく

こえをあげて このれて ちいさくうなずくだけでいい
けるような ひかりれて さまよう陽炎かげろう
だからすこしだけ 頬笑ほほえみかけて やさしくうだけでいい
れていく 世界せかいいまも そこにあるのなら

耳鳴みみなりはまらぬまま そとへとあるした
まるでつか 悪夢あくむていたのかのように

つめたいかぜいて あたりを見渡みわたすけれど
にじみゆく面影おもかげ意識いしきからって

こえをあげて このれて ちいさくうなずくだけでいい
けるような ひかりれて さまよう陽炎かげろう
だからすこしだけ 頬笑ほほえみかけて やさしくうだけでいい
れていく 世界せかいいまも そこにあるのなら

無数むすうりばめていく かけがえのない傷跡きずあと
はる彼方かなた 花埋はなうくす きみもとへと

こえをあげて このれて ゆるしをあたえるだけでいい
あふした ひかりえる いつかの陽炎かげろう
だからすこしだけ 頬笑ほほえみかけて しずかに指差ゆびさすだけでいい
れていく 世界せかいなにえがけばいいのかを