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はなびらは ひとつのわりをげた
そのさき芽生めばえる あらたな息吹いぶきめて

あかはなに キミは 見向みむきもせず えてあるいた

あいさがすだけの毎日まいにちつかんだものはまぼろし
嗚呼ああ なにもかもが綺麗きれい偽物にせものだったあのころ

ほこ姿すがたも いずれはちてくんだ
はなびらを いまおもえがける

いつもくしてから そのとうとさを はかなさをるんだ

あの つたないあいため一輪いちりんはな ちぎった
嗚呼ああ おろかなぼくにでさえ しみなくそそ

それが “あい” こぼさないで めよう

しろ心掲こころかかうしなったもの ひろったもの すべてに

「ありがとう」

もとあいおおきさと おなじだけのあい
そう 言葉ことばにしてるだけじゃ なにまもれない

もうさがさずに 無意識むいしきつかんだものが真実しんじつ
嗚呼ああ なにもかもが綺麗きれいかがやいてえるはず…