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よみがな
木々きぎれるざわめくよる
不気味ぶきみなほどににおいがする

あかつきやしたそら
まるで世界せかいわりのようで

ぼくらのながしたカルマがそらそらへとのぼってゆく

けがれなきなみだ 本当ほんとうはあるのだろう
ただうばあらそってりゆくさだめでも
そのぐな眼差まなざしがつたえてる
いのちがあるという事実じじつきる意味いみだということを

かぜんだしずかなあさ
いたいくらいに耳鳴みみなりがする

めてるこごえた空気くうき
まだつづくよとはじまりをげる

ぼくらがまれた奇跡きせきだれにもえられない
いのちさけんでいるかぎ明日あす明日あすへとつながってゆく

けがれなきなみだ 本当ほんとうはあるのだろう
いま いきをしてをとってまたあるいてゆける
このしろ朝焼あさやけがうつしてる
まれてきたという事実じじつつみなんてないということを