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ねが理想りそうのものとは
ほどとおいなんてってる
ってみた 自分じぶんきになれやしない
「それくらいが丁度ちょうどいいんだよ」と
わらってったきみにも
不満ふまんばかり 素直すなおになれないよな

どんな気持きもちにだって
言葉ことばじゃりなくって
両手広りょうてひろげてほら
これくらいだとかうけれど
もっとたしかなものが
どこかにあるとおもうよ
これがそうだと
わたせたらきっと上手うまくいくんだ

そうだこの世界中探せかいじゅうさがそう
あいのカタチをつけして
ありのままつたえたい
ぼく胸透明むねとうめいだったらえるのかなぁ
そのさわってしいんだ

わりたいとねがって
われる自分じぶんじゃないけど
ねがうことに すこしは意味いみがあるんだよ
わらわずにいてしいんだ
きみわたしたいかたち
どんなものか 本気ほんきかんがえてた

それは宇宙うちゅうのようで
まるで分子ぶんしのようで
そして空気くうきにだって
かたちえてゆけるよ

きみ笑顔えがおになんて
そこにはあふれてえる
こののひらで
たしかめるようにそっとれたい

きっとこの地球ちきゅうからはみほど
だれにもけないおもいだから
えたならいいんだけど
かなしい時涙ときなみだへとわるだけの
ちいさなかたちだったんだよ

つたえたいってもがいても 上手うまくいかなくて
つらいのはぼくだけとおもって
「それくらいが丁度ちょうどいいんだよ」と
わらってったきみ
れるだけで やさしい気持きもちにわった

そうだこのあたたかいきみ
言葉ことばにならないこのおもいも
あいのカタチさ
それなら いっそむずかしいことかんがえずに
かざらない自分じぶんいま

そうだこの世界中探せかいじゅうさがしても
あいのカタチはここにあって
不器用ぶきようでもつたえたい
ぼく胸透明むねとうめいなんかになれないけれど
きみはなさないから