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よみがな
にたくて じた
ぼくすべかえ
記憶きおくからえたいとねむれずかんがえていた

くもぞら あめ ちらついて
昨日きのう天気てんきうそのよう。
きる苦痛くつうてるな」と、あめたれてみた

かぜ一度吹ひとたびふけば
うつろふ景色けしき どうころぶ?

ふか絶海ぜっかいそこへとしず一人ひとりからもれど
うれいは無駄むださとす その笑顔えがおすくわれる

ふか朧森おぼろもり やみへとすすこころ まゆざせど
なげきの糸群いとむれをほど

あかつきやみ たたずみて こののこりしぬくもりに
いつか せせらぎに笹舟浮ささぶねうかべ
あの場所ばしょかえれますか?

あめつぶやいた
明日あした天気てんきになれ」